Facebookページの前にWordPressサイトです!

「ホームページだけじゃだめだ。facebook ページだ!」という声を聞きます。

「facebook pageに数百万円かけた!」という景気の良い声も聞きます。

それはそれですばらしいお金のかけ方だと思いますが、勧められるままにfacebookに投資してしまっても、果たして大丈夫なのでしょうか!?

こんにちは。三重県の津市でWordPressでホームページ制作、webサイトの制作支援をしている株式会社アイキャッチです。今回はfacebookとfacebook ページ(facebook page)についての記事です。

facebook個人ページとfacebookページの違いは?

facebookページの企画・制作に大金をかけて集客しよう、という考えは素晴らしいと思います。

その前に、facebook個人ページと、facebookページ(旧名:ファンページ)の違いを説明します。

(たまに、「facebook個人ページ」で自分の会社ホームページっぽいのを作られている方がいらっしゃいますよね。それは「Facebookページ」ではありません。個人ページとFacebookページ、出来る事が違いますし、規約も違うのです。まずは、簡単におさらいしてみましょう。)

facebook個人ページとは?

個人名(本名)で登録(サービス名や屋号、医院名はダメです)
友達申請が可能、(5000人まで)
友達になった人の個人ページに「いいね!」や書き込みが出来る
広告がだせない
Facebookにログインしている人しか見られない
SEO効果がないので投稿した内容がGoogleなどの検索サイトに反映されない
アクセス数などがわかる、インサイトが使えない

Facebookページとは?

企業名やサービス名などで登録が出来る
Facebookページに「いいね!」を押した人は「ファン」として扱われる。(上限なし)
Facebookページに投稿すると、ファンのニュースフィードに表示される
Facebookにログインしていない人(アカウントが無い人)でも閲覧可能
複数の人数で運用管理が出来る
Facebookページとしてメッセージを受け取れるので、お問い合わせフォーム代わりに使ったりすることが出来る
Facebook上での広告を打つ事が出来る
SEO効果があるので、投稿した内容は、YahooやGoogle等の検索エンジンの検索対象になる
インサイト(アクセス数や広告、投稿の反応を調べる機能)が使える

などの特徴があります。

つまりFacebookページは、医院や商店や屋号のPRのために活用可能なツールという位置づけです。

Facebookページだけで完結できるか?

私の意見は、Facebookページは集客のために欠かせないツールではあるし、それ自体でかなり完結に近い形にもっていくことができます。

しかし、それはサービスやブランドを限定した場合に限ると思います。

一つの企業で、1サービスというのはあまりなくて、リスクヘッジのためにいくつかのサービスや製品を組み合わせている企業は多いと思います。

そして流動的な情報(フロー)にはSNS(facebookやtwitter)は向いていますが、蓄積型の情報(ストック)には、Youtubeやホームページ、ブログ(もちろんWordPress)が向いています。

両者のメリットをあわせることが重要です。

それらを考えると、Facebookページ単体で完結というのはむしろもったいなく、是非ともWordPressホームページと連携させておくことが重要になってきます。

そう考えると、FacebookページはやはりWordPressホームページへの導線に過ぎないのではないか?ということです。

ですのでwebマーケティングの方向性としては、SNS(facebook や twitter 、Youtubeなどのソーシャルメディアネットワークサービス)から集客するという考え方は、決して間違ってはいないと思います。

むしろ、短期的な集客については積極的にSNSから集客すべきだと思います。

facebook個人ページよりfacebookページは重要

そもそも、facebookをはじめとしたSNS(ソーシャルネットワークサービス)では、なかなか物を売ることができません。

むしろ、ゆるやかな社会性で繋がっているソーシャルネットワークで、いきなりセールスの告知をされても、戸惑ってしまわれることが多いのではないでしょうか。

特に実名主義のfacebookでは、商売っ気を出すと露骨に嫌がられることも多いのではないか?と個人的には感じています。

それでは、facebook ページにいくらかけたか?は、この際置いておくとして、facebook pageはどのように位置づければよいのでしょうか。そして、その場合、WordPressホームページとはどのように関連づければよいのでしょうか。運用はどのようにすればよいのでしょうか。

しかしfacebookページに投資する、その前にやるべきことがあるのではないでしょうか?

ホームページへの導線としてのfacebook

筆者の考えですが、自社独自ドメインネームで作るWordPressで動くホームページ、ウェブサイトは、基地(ベース)であると考えます。

そして、ソーシャルネットワークサービスであるfacebookは、基地であるWordPressホームページへ呼び込むための導線である、という考え方です。(facebookページも、同様に高機能な導線という位置づけになります)

つまり、facebookかWordPressか?の2者択一ではなく、両方とも役割が違うので補完し合う存在になる、ということです。

そもそも、facebookでモノやサービスを直接売り込むのは嫌がられますし、難しいのです。

ですから、そこで無理に売ったり宣伝したりしようとせずに、facebook個人ページではなく、きちんとfacebookページを作り、そこで活動する。

そしてアクセスをWordPressホームページへ流すために、たとえばWordPressのブログの更新を伝えたり、他の新製品を告知したりするということに使うのです。

ですので、「ブログはだめだ。ツイッターはだめだ。facebookの時代だ(インスタグラムの時代だ)!」という考え方ではなく、適材適所でそれぞれの特徴を把握し、得意な分野で使っていく事が良いのではないでしょうか。

facebook個人ページの特徴を生かした戦略とは?

それでは、facebookページではなく、facebook個人ページを使う戦略とは?

facebook個人ページの特徴としては、実名主義で、友達同士、知り合い同士でゆるく繋がりたい、というネットワークサービスといえるかもしれません。

そのうえで近況を報告し合ったり、行ったところ、やった事を報告しあったりしながら、あるいはおススメなモノゴトを報告しながら、ゆるく繋がっているといった感じかもしれません。

なので、そこをうまく使うと良いかもしれません。

facebookのシステムとして、例えば「いいね!」をされると、した人のタイムラインにその記事がシェアされます。つまり、友達がシェアされた記事を見る事ができます。

このシステムをうまく利用して、思わずシェアしたくなるような記事をWordPressで作成し、それをfacebook個人ページにブログ(ホームページ、ウェブサイト)の更新記事として、WordPressへの導線を作るのです。

それならば、友達と共有したい!と思うような記事に対してfacebookからWordPressへの導線ができるのです。そしてシェアしてくれた人を中心とするネットワークからの来客が見込めるようになります。

これなら無理な宣伝や売り込みをして嫌われることもなく、共存できるのではないでしょうか。

しかし、実際に来客が来るためには、相当考えて策を練った記事を書かなければいけないかもしれませんね。

しかし、本当に役に立つ記事を書きためていき、更新情報をfacebook ページに載せるような仕組みづくりをし、それが動き出せば、確実に相乗効果を得ることができるでしょう。

(ちなみにtwitterでも同様のことが可能です)

facebookページはどうつくる?

最後に、facebookページはどのようにつくるのでしょうか?

この点、業者にお金を払って作ってもらうということも、もちろんできますが、時間がとれるのでしたら、まずは書籍等を購入して自分でトライしてみることをおすすめします。

どのようにfacebookページとWordPressホームページを連携するのか?どういう記事をどういう形で流せばいいのか?

そういった試行錯誤で得た知識、経験こそが会社・組織の財産になると思いますので、まずは試してみるのはいかがでしょうか。

もちろん、弊社(三重県津市の株式会社アイキャッチです)でも、ホームページ制作やfacebook ページ、WordPress、独自ドメインの取得やレンタルサーバーの契約まで全て支援していますので、もしよければ相談してみてください。