キーワードを選定しWordPressで記事を書く

WordPressで記事を書くときに意識するべきことは、内容もさることながら、「キーワード」を選定し、キーワードを意識して書くということが、とても重要と言われています。

なぜ、「キーワードを意識」することが重要なのでしょうか。

三重県津市を中心にホームページ制作やWordPressを使ったコンテンツマーケティングを実践している、株式会社アイキャッチです。

まずは、「検索する側=検索ユーザー」の視点にたって、人々が「検索する」という行動について観察してみたいと思います。

検索キーワードは、検索ユーザーのニーズを示している

あなたが、GoogleやYahoo!で何か調べ物をしたいときには、検索の枠に、「調べたいコト」、「探したいモノゴト」についての「言葉」を入力することと思います。

少し詳しく観察すると、「言葉」にも、(1)それ自体を表す単語、(2)それ自体を絞り込む複数の単語、(3)それ自体を連想させる単語などがあります。

例えば、(1)それ自体を表す単語 は、「りんご」、「リンゴ」、「林檎」、「アップル」などがあります。これは1語であり、概念的に広い場合はビッグキーワードなどと呼ばれたりします。

(2)それ自体を絞り込む単語 は、「りんご 青森県」、「りんご 青い」など、「りんご」だけでは概念が広すぎるので絞り込む単語を付け加えます。いわゆる2語キーワードです。形容詞的な単語、地名などをつけ足したりします。さらに絞り込んで、「りんご 長野 販売店」など、3語キーワードにしたり場合によっては4語にしたりもします。付け加えるごとに、検索結果は絞り込まれていきます。

(3)それ自体を連想させる単語 は、「りんご」という言葉が出てこない場合に、「果物 赤い」とか、「フルーツ 長野県」とか、そういう「周辺の言葉」を使って目的の検索結果を探す場合があります。これkらは、「ずらし」とか「周辺キーワード」とか呼ばれます。

同じ「リンゴ」についての情報を検索するにあたって、これだけの(いや、これ以上にたくさんあると思います)検索方法が思いつきます。

そして、この言葉は、その時点での「あなたのニーズ(検索ユーザーのニーズ)」といえると思います。

つまり、検索枠に入力したキーワードは、現時点でのあなた(検索ユーザー)のニーズを示しており、キーワードといえどもたくさんの表現の仕方があるということです。

検索したページで満足した内容があれば、検索ユーザーのニーズは満たされる

検索ユーザーは、表示された検索結果の1ページ目から順に、ページを開いてざっくりと中を見ていくと思います。

それらの行動を何度か繰り返して、例えば分かりやすく書かれたページ、詳しく書かれたページ、知りたい事が書かれたページに出会えたとします。

そのページで一旦、他のページを開くのをストップし、あなたはそのページを読み込んだりプリントアウトしたりするかもしれません。

ここで一旦、観察をストップします。

どのような記事が検索ユーザーを満足させるのか?

上記の流れを観察すれば、いくつかの注意点を発見できます。

(1)検索ユーザーは、ニーズにしたがって、いろんな「検索ワード」を入力する

(2)「検索ワード」は複数、いろんなパターンで存在する

(3)検索ユーザーは検索結果を1ページ目から順に開いていく

(4)目的の内容に出会えたら、検索ユーザーはページの滞在時間が増える

このような事が上記の一連の行動から観察されます。

ここで、視点を変えてみます。

検索ユーザーから、記事を書く人へ変えてみましょう。

キーワードから検索される有用な記事とは、どういう記事か?

まず、キーワードをきちんと意識して書かれている記事です。

Googleなどの検索サイトは、キーワードが含まれているかどうかを、どの部分を見て調べるのでしょうか。

たとえば、「タイトル」(<title></title>タグの中)にキーワードが含まれているのなら、そのタイトルの記事は、そのキーワードについて書かれた記事であるという予想がつきます。見出し(<h1> <h2>など)も同様です。また、記事の本文内や、強調(<strong>タグ)なども同様に考えられます。

それと、上記の(4)の「検索ユーザーの滞在時間」も重要になってきます。

「あるキーワードで検索したユーザーの多くが、あるページに長い時間滞在する」このような状況がみられるのなら、そのページは「あるキーワード」について、とても役に立つページである、といえるのではないでしょうか。

ビッグキーワードとは?2語キーワードとは?ずらしとは?

ビッグキーワードとは、1語で沢山の検索結果が出るキーワード(言い換えると沢山のライバルがいるキーワード)です。

例えば、「ダイエット」だけで検索して上位に表示されること。「ダイエット」は超ビッグなキーワードですので、この言葉だけで上位に表示されるのは大変な努力や資金が必要かもしれません。

しかし、2語、3語にしたらどうでしょう。

「ダイエット サプリメント」まだまだビッグな感じがします。

「ダイエット サプリメント クチコミ」にすればどうでしょうか。宣伝ページばかりではなく、実際に試した人のレビュー記事が読めるかもしれませんね。

実際、このようにいくつかのキーワードを組み合わせて検索する人は多いと思います。これは、Google Analyticsなどのアクセス解析に現れる「実際に検索された言葉」を見てもわかります。

また、「ダイエット」という言葉の代わりに「痩身法」とか、「健康的なやせ方」とか、いろいろと言い換えたり、「ダイエット 失敗談」と検索したり、いろいろな「ずらし」キーワードも、Google Analyticsなどのアクセス解析を見ると発見できます。

ですので、Google Analyticsなどのアクセス解析ソフトは必ずインストールしておきましょう。

アクセス解析は実績。検索ユーザーのキーワード傾向を探す

このように、アクセス解析をすることによって、どのようなユーザーがどのような検索ワードでたどりついたのかが一目瞭然です。

それを使って、逆に「実際に検索されたキーワード」を意識して使い、記事を書きます。

これはどういうことかというと、「実績」です。

記事を書く人が「考えたキーワード」ではなく、「実際に検索された実績のあるキーワード」なのです。

ですから、とんでもないキーワードでない限りは、ある人が実際に検索してあなたの記事にたどりついたのであれば、他の誰かも同じような言葉であなたの記事にたどりつく可能性は高いのです。

ですので、そのキーワードを中心に記事を膨らませます。

いくつか記事を増やしても良いですし、そのキーワードに関連する記事を増やしても良いと思います。

アクセス解析以外にもある、実績のあるキーワード

そのように考えると、アクセス解析も重要ですが、他にも思い当たりませんでしょうか?

例えば、Googleで「ダイエット□(スペース)」と入力したら、候補が下に表示されます。これは、過去にこの言葉で検索された、という実績です。

Yahoo!も同様に、虫眼鏡のアイコンで検索結果の上下に「虫眼鏡キーワード」が表示されます。

これは、実はとてつもないヒントなのです。

実際に見てみましょう。

ダイエット でGoogle検索した結果

「ダイエット」一語でGoogle検索をした結果、検索結果の下部に、以下の表示がされました。

ダイエットに関連する検索キーワード

ダイエット 簡単 ダイエット診断 ダイエット 高校生 ダイエット 短期間

ダイエット おすすめ ダイエット 効果的 ダイエット 運動 ダイエット方法

ダイエット 40代 ダイエット 中学生

Google より引用

これらをヒントに、記事を増やしてみましょう。

・簡単でおすすめなダイエットの方法

・中学生、高校生にお薦めな運動ダイエット

・40代以上に効果的なダイエット

などの記事タイトルが組み合わせることで考えられます。

そういった記事を増やして、充実させることで検索ユーザーが訪れる機会も増え、サイトにパワーがつきます。(パワーサイトに成長していきます)

まとめ

というわけで、漫然と書きたい内容で記事を書くより、アクセス解析や検索サイトの検索結果に着目して、ユーザー本位のキーワードを意識した記事を増やしていきましょう。